施工現場ダイアリー

  • 小田原市I様邸の注文住宅

小田原市I様邸/注文住宅の施工状況vol.8

2016年10月28日

今回は、「仕上げ編3」です。

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クリーニングもおわり、ついに畳が入りました。

色は、チャコール(濃いこげ茶)です。

い草ではなく、樹脂製の畳(安心の日本製!)です。

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全体的なイメージを壊さないような配色としています。

「和」を残しながら、見せる梁もブラック、ダウンライトもブラックとし

「洋」に寄せた仕上がりにしました。

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以前「vol.4」で、和室の柱を取り上げました。

すっきり見せるためにあえて柱を155mmに太くしたという件(くだり)です。

どうですか?柱も框も無垢の桧です。

単純な形状ではない「意匠性」も感じられるようになったと思います。

 

日本において壁の納め方には、

「大壁」(柱を隠して下地材を柱の上に貼る工法)と

「真壁」(壁の厚みを薄くして柱を見せる工法)とがあり、

昔は、漆喰や砂壁などの塗り壁が多かったこともあり「真壁」にした方が施工上、楽なためほとんどがこちらでした。

現在は、和室部分に「意匠性」で使われることもありますが、それもだんだんと減ってきています。

思い出してみてください。

昔の家って、ふすまや障子があって、柱が露出していませんでしたか?

子供の成長を計るのに柱に立たせて傷をつけませんでしたか?

・・・・今の家って、その柱があまりないのです。

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理由は、現状の日本の木造建築において、「真壁」の方が都合が悪いことが多いからです。

「高気密・高断熱」(柱が見えるということはその部分に断熱が施されて無いということ)、

「省エネ」(断熱が無い部分があるということは、冷暖房がより必要ということ)、

「経済性」(柱を見せるということは、値段の高い「見せる柱」を使わないといけないということ)、

いろいろ考慮すると「大壁」がやはり適しています。

 

・・・・話が、だいぶ逸れましたが、

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今回は、この1本の柱だけを「真壁」とするため、いろんな性能を損なわないように

「大壁」とした壁より厚い柱とするため155mmに設定したのです。。

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そして、既製品の建具枠を分解・加工して桧の框にレールを埋め込んだり(上の写真)、

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ふすまや障子のように直接扉が柱にぶつかるところは柱を加工(戸当たり用に「しゃくって」ます。)しています。(下の写真)

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「しゃくる」とは上の写真のように「えぐる」ということです。

すべて、建具屋さんに作ってもらうと予算オーバーなので、

出来うる最大限で、大工と相談しながら、協力いただいて仕上げました。

 

これで、すべての作業は、完了しました。

引き渡しを残すのみです。

 

次回は、「Web内覧会編」です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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